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SKLO

2014.4.24

2014.4.20

会場の様子

2014.4.15

磨かれた平面をもつ透明な多面体<プリズム>は受けた光を拡散させます。そこに現れる光彩は静かに、そして強かに

わたしたちの眼を捉えてやみません。ガラス作家 東穂高の作品には、過去に修得した技術がいきています。例えば、近

作であるパフュームボトルのシリーズには「吹き」と「研磨」、つまり高温溶解したガラスに息を吹き込んで生まれる有

機的な膨らみと、冷え固まったガラスを削り出して生まれる平面という対照的な形が作家の感性のもとに結びつき、唯一

無二のフォルムを成しているのです。また作品が光を受けプリズムとしての性質を発揮する様は、作家自身が知識や技術

を吸収し、自己を透して作品へと昇華する姿にも重なります。

本展は作家として歩み出さんとする 東穂高 の今を明示するとともに、今後の展開を期する試みでもあります。明るい

空間に展示されている指輪のシリーズは本展の企画者であるSKLO(スクロ) がコンセプトを提案し、東が制作をしまし

た。オブジェ性と用途性の間でものづくりをする作家にとって、他者の思想に触れ、それにカタチを与える経験は今後の

制作に自由な発想の飛躍をもたらすように思われるのです。

作家も磨かれなければ光を放つことは叶いません。本展は東の作家としての出発地であり、磨き出された彼の最初の光

を見る場となるでしょう。

text.小川緩奈

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